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現代のワイルドウエスト

ワイルドウエスト
誰もが、アメリカ=銃の乱射事件=安全には程遠い怖い国、と言うイメージを抱くのは至極当たり前である。例えば州道などを車で走っていてこの写真のような光景に出くわすと、並の日本人であればまずぶったまげて一刻も早くその場を逃れたいと思うだろう。そう、これは我が町のクレー射撃倶楽部のコンテストである。畑で散弾銃をぶっぱなすなんて土地が有り余るほどのテキサスならではの発想かも知れないが、道行く人誰も目くじら立てて警察なんかを呼びはしない。極当たり前の風景である。滞米生活40年の私も「ああ、またやってるな」そして暫し立ち寄って見物、という程度のものである。

アメリカの現象面だけをみてこの国を野蛮だと決め付けるのは少々短絡的だと思う。西部開拓史を紐解くと、町から遠く離れ住んでいるものは保安官をあてに出来ない。ならず者や賊が侵入してきたら、自分や家族を守るには武装するしかないのである。その歴史は今もとりわけ田舎では生きている。警察を呼んでも30分や一時間かかるような所に住んでいる人達が多くいる。アメリカではこんな場合「あなたならどうする?」というのが銃規制論議が熱くなると常に出てくる問いである。私の住むこの田舎町ではもう長~い間、銃による射殺事件は起こっていない。何故か?それはほぼ全員が銃の保持者であるからである。だから逆に賊も入ってこない。例え銃を使用しなくとも、持っているだけで『抑止力』になる。それは国の外交防衛の際の「核の抑止力」ににているところがあるような気がする。

日本にいる友人知人親族からよく言われる。そんな野蛮な所に住んでいないで、安全で便利で親切な日本に帰っておいで、と。でもこの国の自由さはたまらない!そしてアバウトでいい加減な人間にとってこんなに住み易い国はない。まさに「祖国は日本、骨埋めるに悔いなきはアメリカである。」